
古より伝わる不思議な力……。
その不思議な力は国が安危とき、何者かに宿るという。その力を持つ者は相手の弱点を読み取ることが出来、一陣の風のもとに相手を亡き者に出来る。
言い伝えでは敵の弱点を読み取る際、小さな光……ときには紅蓮の炎が浮かび上がるという。
総じて、その光を “玉” と呼んだ……。
黒船襲来から十年、日本は未曾有の危機に瀕していた。
政治の中心は江戸から京都に移りつつあり、その京都は天誅の名の下、無法地帯と化していた。その無法地帯を取り締まるのが近藤勇率いる壬生の狼と呼ばれた 『壬生浪士組』(後の新撰組)。
そんな勇たちに助けられた主人公・見田健。倒幕へと傾く時代の中、個性あふれる新撰組の面々とともに京の町を守るが……。
積みゲーは古い順からと言ったな、あれは嘘だっ
いやー、やっぱり楽しみにしてたんでMIBURO始めちゃいました
今作は名前通り新撰組のお話です
忠臣蔵の後FD?で出した武士の鼓動で新撰組が出てましたが、そのあたりどうするのかなーと思ってました
なかったことにして別世界として切り離すのかと思いましたが、前作を正史としていく方向のようですねー
ちょこっとだけど前作のキャラも出てきましたし
しかしやはり今回も面白かったですね
やめ時わからなくて徹夜とか久々ですよ
BGMとかOPとか凄くカッコいいですし、戦闘時の表現なんかも進化してたと思います
OPはFaylanとなってますが、飛蘭さんですよね
あと登場人物多いので有名な声優さんも出てますし!
まぁ今作の新撰組の隊士服とかどう見ても痴女ではあるんですが、偉人女の子にしたイロモノとか思わずに是非やってみて欲しいですねぇ
洋装の新撰組はかっこよくなってました!
攻略順は沖田総司、近藤勇、斉藤一、土方歳三の順でやりました
選択肢順そのままなのでこれがオススメかなぁ
さて、以下ネタバレ含む各ルート雑感
[沖田総司]
誰でも知ってるレベルで有名な新撰組一番隊隊長の天才剣士
声優は業界では有名な北都南さんが担当されてます
沖田の猫っぽい感じと相まって可愛かったですねー
ご存知の通り最強に近い天才ながら病気で亡くなってしまう不遇の剣士
共通で新撰組の大筋をなぞり、分岐後は沖田と主人公の話になります
さすがにエロゲの力でも沖田の死は回避できなかったのが悲しい・・・
主人公には沖田の技でなしとげて欲しかったなぁ
あとまぁ仕方ないのかもしれないけど個別は短く感じたかなー
[近藤勇]
新撰組といえばこの人、新撰組局長近藤勇
声優はこれまた有名な一色ヒカルさん
個別は京都で負けて江戸に行ってからなのでずっと悲壮感漂ってるんですよねー
武士を求めて武士よりも武士らしくあろうとした忠義の人
しかし今作では土方メインのためイマイチ弱い印象になってしまった気がする
個別で活躍あるのか!?と思いきや無かった・・・うん、残念
絶望からどうにか立ち直らせてグッドエンド風にしてるけど見たいのは新撰組の巻き返しだった
続編とか新作出るにしても個別の話は関係ないだろうからもっと自由にifルート作って欲しかったなぁ
[斉藤一]
新撰組三番隊隊長斉藤一
数少ない新撰組の中の生き残り勢
生き残っただけあって他のルートより救いはありましたね
個別入ってからもキッチリ敵だけ仕留めて自分は生き残ったし、結婚式もしたりして幸せな部類でした
声優は藤咲ウサさん。この方も無口系キャラで有名ですよねー、ほんと豪華だ
前二人より尺が長くて優遇された気がするけどやっぱ生き残り補正なのかな
玉の力も本腰入れて使い出したけどそれだけじゃイマイチなことが露呈したルート
まぁ救いがある分攻略後の気分は上々
[土方歳三]
新撰組鬼の副長土方歳三
敵からはもちろん見方からさえも恐れられた最後の誠
声優さんは和水きなこさん・・・声で判別できちゃいますけど
個別に入ってからも唯一悲壮感がやわらげられてましたね
土方の才覚によって局所的には勝利した事もあったため他ルートよりも戦ってる感ありました
人間的に成長した土方の姿も見られてとてもよかったです
しかし今作の近藤のような救いもなく最後は敵陣に特攻、壮絶ながら武士として満足して散りました
主人公との別れのシーン、主人公のお役目のシーンでは思わず涙が・・・
沖田ルートでも泣けるシーンあったけど土方ルートではそれを上回りましたね
しっかし主人公ほんとにあんまり役に立たないな・・・
[山南敬助]
4人を攻略後に解禁される一人目は新撰組総長山南敬助
今作では新撰組の母親のような存在でしたね
文武両道ながら史実や他ルートでは途中退場を余儀なくされる
山南ルートである友の道ではその死を改変し、主人公と新撰組を抜けて庄内藩へ移り住みます
話が進むにつれ奥州も戦場となりますが、見方に恵まれて生き残ります
まぁ他ルートでは脱走で切腹の所を生かした訳ですしね
学問所の先生になり、庄内藩の今後を明るくするために努力していく形に
斉藤一よりも血生臭さがなく一番ハッピーな話かもしれないですね
そしてデカい、特に最後の絵はとても巨乳に描かれてて素晴らしい(笑
[藤堂平助]
開放後2番手は新撰組八番隊隊長藤堂平助
最年少ながらの隊長格・・・しかし今作では大きい部類(どこがとは言わない
山南同様他ルートでは死んでますが、このルートでは頑張って・・・るけどイマイチ報われないですね
軸が定まってない感じでふらふらしてるように見えてしまいます
かつての師への恩、親子の情などに悩まされ悩んでるうちに状況が悪化してしまう
時は待ってくれない厳しさに晒されますね
山南ルートに比べると少し短くアッサリしてますがHシーンはいい感じ
ルート自体の評価は並かなぁ・・・山場が欲しかったですね
[永倉新八]
3番手は入隊当初から猛烈アタックをしかけてくる新撰組二番隊隊長永倉新八
ギャルっぽくて軽そうですが意外とちゃんと考えてる実は良家の跡取り娘
生き残り勢のためやはり尺は長めにとってありましたね
もっと佐乃助がガッツリ絡んでくるかと思いきや全然でしたね
捨て子を拾って育てて母親に返す事になりますが、唐突な上にちょっとありきたりな話だったかと思います
最初から主人公ラブだったんだしもっとそっち方面で広げた方が良かった気がする
生き残った者が名誉回復を~は忠臣蔵でもそんな話してましたね
まぁ帰藩して主人公と結婚してるし幸せな終わり方なのでいいかな、さのじも生きてたし
[土方歳三]
忠臣蔵からのあの人が大活躍というか暗躍します
ようやく主人公が記憶取り戻しますが結局妹は出てこない(笑
最後は次回作へのフラグ立てて終了となります
うーん、次回作どうするんだろとは思ってたけど、とうとう武士の時代は終わっちゃいましたねぇ
しかしいくら未来人とはいえ主人公達いいなりすぎませんかねー、名前も言われてアッサリ変えちゃうみたいですし
最後のルートだし主人公の力大活躍かと思いきや全然出てこなかったし(笑
次回作の日露戦争では活躍しそうなのでそこにご期待ってことですね
[総評]
やー、今回もアツい歴史モノを堪能させて頂きました
時代考証や歴史解釈がよく練られていてとても面白かったです
まぁ悲しいのはやはり負け戦なので後半の悲壮感は辛いものがありましたね
新撰組メンバーが徐々に減っていく様はなかなか・・・(´;ω;`)
良い点はブランドの拘りなのかわかりませんが味方メンバーとは混浴イベントがあることですかね!
芹沢とか大鳥さんとかとも風呂イベあったしなぁ
まぁ立ち絵で、イラストがあるわけじゃないですけども(大鳥はある
残念なのは忠臣蔵と比べると短い事ですかねー、まぁこれでも充分長いし忠臣蔵が更に長かっただけなんですが
忠臣蔵ではいわゆる死に戻りで起点から~を何周もやってたから長かったんですよね
その分徐々に新たな新事実がわかった時の驚きとかあって良かったんですが
今作はそんな能力ないので共通ルートから分岐で個別に入ります
共通部分が纏められた分短く感じる訳ですね
今作主人公は弱点を見抜く玉の力を持つわけですが、最初から明言しちゃったのはもったいないと思います
最初はぼんやりとした感覚~くらいから徐々に目覚める方が良かったと思う
あとまぁやるなら直死の魔眼+未来視くらい強くしないとイマイチ活躍できません
銃相手だとほぼ役に立たないし・・・未来を見ての銃弾切りとか見たかったね
今作で評価したいのは主人公に不殺縛りが無かったことですね、殺る時は殺るがちゃんとしてて格好いい
忠臣蔵では一人だけずっと峰打ちでしたからね・・・
一方で未来人というアドバンテージがなくなったのはちょっと残念だったかな
未来人アドバンテージあったら沖田生存ルートとかあったのかなぁ
個人的には新撰組の面々はいいキャラいっぱいだったので全員生存のTRUEエンド欲しいですねぇ
残念なのは、やっぱり大逆転して気分爽快な話も見たかった
勝ったならともかく負け戦を史実なぞって書いても面白くないんですよね
忠臣蔵の最後のルートは批判多いですけどああいうハッピーエンドはやっぱり気分良くなりますからね
新撰組大勝利エンド、FD出す際には是非欲しいものです
そんな訳で、総評:A
一番良かったのは、うーん・・・土方か山南か新八か
ともあれ、動乱の幕末、新撰組の物語楽しませていただきました
お気に入りキャラは・・・いっぱいいてわからん!
山南敬助、永倉新八、井上源三郎、尾形俊太郎、松平容保、佐川官兵衛、大鳥圭介あたりでしょうか
沖田と斉藤も結構好きだしなぁ
コメント
コメント一覧 (23)
正史通りにストーリーが進み、見れば見れるほど心が痛む出来事ばかりで、進むにつれて仲間が1人1人と倒れていくという流れにも心が痛みました。
アナザーストーリーもありましたが、やはり全員救われる流れにしてほしいと考えてしまいます。
前作の忠臣蔵に『刃・忠勇義烈編』と『武士の鼓動』のようなストーリーがあったようにMIBUROにもぜひともこの2つに似たストーリーを期待したいです。
やっぱり負けが決まってるだけあって悲しい感じになってしまってましたよねぇ・・・
でもエンディングで次の作品っぽい日露戦争を示唆しちゃってるんで新しくグッドエンドを作ってそれを正史に・・・というのは無理そうなのがまた残念です
>エロゲ好きさん
もったいないですねー
FD武士の鼓動の山吉新八朗ルートみたいなifルートなら可能性あるかな・・・
続編には、もっと増えていることを願いたいです
でもその流れは光の道のアナザーストーリーでの流れだから、本道の誠の道では多摩にいる鞘と再会を果たしているところで終わっているから、ここから何かが始まるのではと考えているのですけど、そこのところはどうなのかなとずっと引っかかっています。
FDで見たいキャラとしては芹沢鴨、井上源三郎、あとまぁ新撰組から外れるけど坂本竜馬あたりが気になりますねー
>MGさん
あー、そっちもありましたね
しかしその場合ほとんどのメンツが退場してるため直刃さんみたくループする必要がありそうですね
できれば攻略キャラだけでなく、原田、尾形、松原、島田、井上、山崎、河合、酒井、大石、芹沢の9人にも記憶流入があれば見てみたいです。新見と伊東の方は味方側に斬られているから、恨み言のてんこ盛りが待っていそうです。
次作品がFDなのか続編なのかが気になりますねー
・壬生浪士組から新選組に改名されてから、後のストーリーに少しずつ改ざんされていくか、それとも誠の道からタイムループされて初めからやり直しって感じで話が流れていくのか気になります。
まぁ何にせよもっと主人公の活躍見たかったですね、玉の力イマイチ活躍しなかったし。
もう1つは玉の力。前作の忠臣蔵ではそんな設定微塵もなかったが、もしかして『刃・忠勇義烈編』の時、直刃が赫夜を倒した時、光の鳥が現れ、それがきっかけで玉の力が生まれたのではという個人的な仮説が思い浮かんでしまった。健は直刃に似ているという点もあるし、なんか関係性を持っていそう
直刃に似てたのはメーカー的に前作を意識したんだろうなーと思ってました
前作の直刃は全ての者を救えなかったとはいえ、最後のループで死ぬ運命にある赤穂浪士を救う活躍をしたから良かったが、今作の健は能力をまともに生かせず何もできないまま終わってしまったからプレイしててすごく残念だった。
続編なりFDが出るなら健がちゃんと主人公として活躍し皆を救う機会を与えてほしいですな。
次回作が日露戦争なら活躍するらしいけど名前変えちゃったし後付け感ありますね
このまま新撰組終わっちゃうのは残念ですよね
佐々木 只三郎、佐々木 愛次郎
この2人って名字が同じだけど、血縁関係ってないのだろうか?
まぁ2人が出会う事はなかったため、ずっと気になってしまう。
脱藩浪士(後、新選組新人隊士)と庄内藩藩主、これの関係性も調べても接点が見つかりませんでした。
調べてたらなんか山南ルートまたやりたくなってきた・・・
こういう戦い、今作のMIBUROにも盛り込んでほしかったと今でも考えてしまった。
プレイしていてあれはかなり盛り上がる戦いだったしね。